節目の五年目

こんばんは、つつじが丘動物病院の獣医師坂本です。


またまたブログを書く順番が回ってきました。今回のお題は


節目の五年目


です。私は昔から頭が良いとは言えず、要領も悪い人間でした。特に自分が苦手意識を持ったことにそれは顕著に現れ、どうにもうまくいかない・・・


今の職業に就くべく大学に入るのにも3年ほど浪人したのですが・・・


大嫌いな数学を(足を引っ張らない程度に)克服するのに3年かかりました。


そして3年かかって何とか母校に拾ってもらい(本当に拾ってもらった、補欠合格だった)、そこからも優秀とはいえない成績で学部を卒業しました。


その後、恩師の勧めで大学院へ進学し、そこでひとつの学術論文を仕上げるのに3年


このころから自分に言い聞かせる合言葉のようなものが出来ました。


しんどいことに着手したときの合言葉


坂本貴史は何かひとつするのにも3年かかる。


・我慢の一年目


・成長の二年目


・飛躍の三年目


とにかく最初は我慢の一年目だ。


そして今、つつじが丘動物病院に勤めて今年で五年目・・・


やはり最初は我慢の一年


上司、先輩、同期とともに試行錯誤した二年目


同期、同僚たちといろんなことに挑戦した三年目


その結果、今の仕事を本当に面白く思えるようになった。



今の職場で迎えた四年目


いろいろあった四年目だった、父が亡くなり忙殺されるように時は流れたし、今まで一緒に戦ってきた戦友である同期との別れもあった。でも、その分新しい同僚や後輩との出会いもあった。


大学院でも四年目を意識したことはなかったけど、このときに四年目は


成熟の四年目としたいと思った。


上司と同僚と、オーナー様と・・・とにかく人と話すこと、その上で動物をよく見ることを四年目の目標にした。


その結果、駆け抜けるように時間は過ぎて、今に至ります。


いまだ未踏の五年目です。



過ごした四年目に後悔はありません、ただ、五年目に入って、過ごしてきた四年間を振り返ってみたいと思うようになりました。そう・・・


五年目は節目の五年目としよう。


この四年で私は何者になったのでしょうか?診察に関しては最初は上司である院長や先輩のマネ・・・コピーするところから入ったはずです。でも・・・


オーナー様や同僚の印象だと、もはや単なるコピーでは無くなってしまっているようです。


自分で実感はわきません、ただ、私が何かしらの成長を遂げ、個性を持ったのは事実のようです。


私はどんなものになったのか・・・


それを見極める五年目にしたいと思います。



獣医師 : 坂本