CTスキャン

当院が本格的な改装工事に入り、
待合い室や診察室、病院の玄関が大幅に変わって早2週間が経ちました。


来院される患者様には依然ご迷惑をお掛けしています。


おかげさまで、工事は順調に進んでおります。


今回の改装工事の最大の目的は、


CTスキャン装置の設置

です。


今回はそのCTスキャンについて簡単にご紹介したいと思います!



CTとは正式にはコンピューター断層撮影といいます。

X線撮影(レントゲン撮影)を360度全方向から行い、体の内部がどうなっているかを調べる技術です。


X線をあてて得られた情報をコンピュータで処理することによって、体の内部の構造がわかるのです。


CTはレントゲンと同じで、「X線の吸収されやすさ」の違いを利用して、体の内部に存在するものを描いています。

例えば、
骨はX線の吸収が大きいので白く見え、
空気などの吸収が少ない部分は黒く見えます。
また、このふたつの中間の吸収を示す部分、例えば水や筋肉などは灰色に見えます。



レントゲン撮影は横断面のみの画像に対して、
CTでは同じ2次元の画像でも多断面(輪切り)に画像を作り出すことができます。

今では画像処理技術の向上によって、3次元(3Dです!)として表示されることも多くなってきています。




CTもレントゲンも、


 と  のみという、


モノクロの世界

です。


でも起こっていることを忠実に示してくれるので、
たくさんの情報がつまっている、
とても奥深い世界なのです。




(イメージ画像です)



私たちの、検査の幅が広がるという期待を受けて、
工事は進んでおります(^V^)/


獣医師:重久